Star SteadyLANを利用する
プリンターのファームウェアバージョン2.3以降から、SteadyLAN機能が追加されました。
MCP31LB, MCP31L, MCP31LBNH, MCP31LNHではiOS環境のみ対応しています。
専用のアプリ(Star Quick Setup Utility/Star Windows Software)からSteadyLANを有効にしてご利用ください。
SteadyLAN for iOS について
ネットワークに接続されたmC-Print3にiPhoneやiPadなどのiOSデバイスをLightningケーブルで接続することで、
iOSデバイスはWi-Fi通信不要でインターネットの利用が可能になります。
また、同時にプリンターとのUSB通信またはLAN通信、プリンターからの充電を行います。
これにより配線が簡素化されるほか、ソリューションのすべてが有線化できるため、安定したネットワーク接続が可能となります。
<MCP31LB, MCP31L, MCP31LBNH, MCP31LNH>モデルを確認する
本機能は iOS10.1.1以降で動作確認済みです。
1台のプリンターに対して同時に複数の接続(通信)を行う場合、いくつかの制限事項があります。
お使いの環境に合わせて、必要に応じた接続を行ってください。
マルチインターフェイスご利用時の注意
背面パネルにケーブルを接続する作業の前後には、リヤカバーの取り外し/取り付けを行ってください。
リヤカバーを外す/つける
ご注意
-
SteadyLAN機能が”ON”に設定されている場合、ネットワークに有線接続されたmC-Print3のUSB-A(2.4A)にiOSデバイスを接続すると、iOSデバイスのネットワーク通信は無線LANよりも優先してUSB-A(2.4A)を介した有線LAN接続に切り替わります。
SteadyLAN機能によるUSB-A(2.4A)を介した有線LAN接続は、通信が安定する一方通信速度が1Mbps程度となり無線LANよりも劣る場合があります。
メモ
本機能をmC-Print3でご利用いただくには、mC-Print3のファームウェアが Ver2.3以降であることが必要です。お使いのmC-Print3のファームウェアバージョンをご確認ください。
ファームウェアバーションは、プリンターのテスト印字で印刷されるプリンター情報(1枚目)のタイトル部分に記載されています。
また、ファームウェアの更新は Star Quick Setup Utility の [プリンターの設定変更を行う]-[ファームウェア更新] から行えます。
テスト印字をする アプリをつかう
1. プリンターにLightningケーブルを接続する
- 市販またはスマートフォン/タブレットに付属のLightningケーブルをプリンターのUSBポート(2.4A)に接続します。
2. プリンターをネットワークに接続する
- LANケーブルをプリンターのLANコネクターに接続し、もう一方のプラグをハブやルーターなどのネットワーク機器に接続します。
3. プリンターにACアダプターを接続する
- 電源ケーブルをACアダプターに接続して ACアダプターのプラグをプリンターに接続し、電源ケーブルのプラグをコンセントに差し込みます。
4. プリンターの電源を入れる
- 本体前面にある操作パネル右側の電源ボタンを押し、Power LEDが点灯したら放します。
5. SteadyLANを有効にする
- 専用のアプリを利用して、プリンターのネットワークとSteadyLANの設定をします。
Star Quick Setup Utility for iOS のダウンロード、インストールを行ってください。 アプリをつかう - Star Quick Setup Utilityを起動して、接続先プリンターを選択します。
- 接続先プリンターが表示されます。
[プリンターの設定変更を行う]-[LAN設定]を開きます。 - 詳細設定を表示して、ネットワーク(プリンターの固定IPアドレス)と、 SteadyLANを”有効(iOS用)”の設定をして、[適用する]をタップします。
メモ
接続したmC-Print3のファームウェアがSteadyLANに対応していない場合、「SteadyLAN」の項目は表示されません。
SteadyLANをmC-Print3でご利用いただくには、mC-Print3のファームウェアが Ver2.3以降であることが必要です。お使いのmC-Print3のファームウェアバージョンをご確認ください。
ファームウェアバーションは、プリンターのテスト印字で印刷されるプリンター情報(1枚目)のタイトル部分に記載されています。テスト印字をする
また、ファームウェアの更新は Star Quick Setup Utility の [プリンターの設定変更を行う]-[ファームウェア更新] から行えます。アプリをつかう
6. プリンターにiOSデバイスを接続する
- 手順2.でプリンターに接続したLightningケーブルのもう一方のプラグを、iOSデバイスに接続します。
- プリンターにiOSデバイスを接続すると、iOSデバイスの設定項目に”Ethernet”が表示されます。
メモ
DHCPサーバーが配置されていない環境でお使いの場合は、iOSデバイスの [設定]ー[Ethernet] からネットワークの設定を行ってください。
7. iOSデバイスのWi-FiをOFFに設定する
- iOSデバイスの [設定]-[Wi-Fi] から Wi-Fi を"OFF"に設定します。
メモ
Wi-Fiと有線LAN(Ethernet)では使用するIPアドレス・MACアドレスが異なります。 必要に応じて有線LANのネットワーク設定を行ってください。
SteadyLAN機能はMCP31CB, MCP31CではAndroid/Windows環境のみ対応しています。
専用のアプリ(Star Quick Setup Utility/Star Windows Software)からSteadyLANを有効にしてご利用ください。
SteadyLAN for Android/Windows について
ネットワークに接続されたmC-Print3にタブレットやスマートフォンなどUSB PD(USBパワーデリバリ―*1)対応のホストデバイスをUSB-Cケーブルで接続することで、
ホストデバイスはWi-Fi通信不要でインターネットの利用が可能になります。
また、同時にプリンターとのUSB通信またはLAN通信、プリンターからの充電を行います。
これにより配線が簡素化されるほか、ソリューションのすべてが有線化できるため、安定したネットワーク接続が可能となります。
<MCP31CB, MCP31C>モデルを確認する
*1 USB PD(USBパワーデリバリー)とは
USB PD(USBパワーデリバリー)はUSBを使った電力供給に関する規格です。お使いのデバイスがUSB PDに対応するかは、Androidデバイスから専用のアプリを利用して確認できます。
詳しくはアプリをつかうをご参照ください。
本機能は Andoroid 5.0以降、Windows10以降で動作確認済みです。
USB PD非対応のホストデバイスをお使いの場合でも、通信可能なUSB接続形態でご利用いただく場合はUSBケーブルを介したネットワーク接続が可能となります。(給電は行いません。)
背面パネルにケーブルを接続する作業の前後には、リヤカバーの取り外し/取り付けを行ってください。
リヤカバーを外す/つける
ご注意
-
多くのAndroidデバイスでは、SteadyLAN機能が”有効”に設定されている場合、ネットワークに有線接続されたmC-Print3のUSB-Cにホストデバイスを接続すると、ホストデバイスのネットワーク通信は無線LANよりも優先してUSB-Cを介した有線LAN接続に切り替わります。
SteadyLAN機能によるUSB-Cを介した有線LAN接続は、通信が安定する一方通信速度が1Mbps程度となり無線LANよりも劣る場合があります。
1. プリンターにUSBケーブルを接続する
- プリンターに付属のUSBケーブル(C-C)をプリンターのUSB-Cポートに接続します。
2. プリンターをネットワークに接続する
- LANケーブルをプリンターのLANコネクターに接続し、もう一方のプラグをハブやルーターなどのネットワーク機器に接続します。
3. プリンターにACアダプターを接続する
- 電源ケーブルをACアダプターに接続して ACアダプターのプラグをプリンターに接続し、電源ケーブルのプラグをコンセントに差し込みます。
4. プリンターの電源を入れる
- 本体前面にある操作パネル右側の電源ボタンを押し、Power LEDが点灯したら放します。
5. SteadyLANを有効にする
- 専用のアプリ(Star Quick Setup Utility/Star Windows Software)を利用して、プリンターのネットワークとSteadyLANの設定をします。
Androidをお使いの場合
- お使いのホストデバイスにStar Quick Setup Utilityをダウンロードして、インストールを行ってください。 アプリをつかう
- Star Quick Setup Utilityを起動して、接続先プリンターを選択します。
- 接続先プリンターが表示されます。
[プリンターの設定変更を行う]-[LAN設定]を開きます。 - 詳細設定を表示して、ネットワーク(プリンターの固定IPアドレス)と、 SteadyLANを”有効(Android用)”に設定して、 [適用する]をタップします。
Windowsをお使いの場合
- お使いのホストデバイスにStar Windows Softwareをダウンロードして、インストールを行ってください。 アプリをつかう
- スタートメニューから[Star Windows Software]-[SteadyLAN Setting Utility]を起動します。
- 接続先プリンターを選択 して[SteadyLANを設定する] をタップします。
- ”有効(Windows用)” を選択して[書き込み] をタップします。
- 「注意」ダイアログが表示されます。内容を確認して問題がなければ[OK]をタップします。
- 「成功」ダイアログが表示されればSteadyLANの設定は完了です。[OK]をタップしてSteadyLAN Setting Utilityを終了します。
- プリンターの設定画面(Web Configration)からプリンターの固定IPアドレス設定を行ってください。プリンターの設定画面(Web Configuration)を開く
メモ
USBインターフェイスで利用中にSteadyLAN設定を切り替えると、新たにプリンターキューが作成されプリンターキューが切り替わります。不要な場合には元のプリンターキューは削除してください。
6. プリンターにホストデバイスを接続する
- 手順2.でプリンターに接続したUSB-Cケーブルのもう一方のプラグを、ホストデバイスに接続します。
参考情報
多くの機種では、ホストデバイスの通信が無線LANから有線LANに切り替わると、Wi-Fiアイコンが イーサネットアイコンに切り替わります。
Android(Google Pixel3)の場合
Windows10(Surface Go)の場合
7. ホストデバイスのWi-FiをOFFに設定する
Androidをお使いの場合
- [設定]-[ネットワークとインターネット] から Wi-Fi を"OFF"に設定します。
メモ
Wi-Fiと有線LAN(Ethernet)では使用するIPアドレス・MACアドレスが異なります。 必要に応じて有線LANのネットワーク設定を行ってください。
Windowsをお使いの場合
- [設定]-[ネットワークとインターネット] から Wi-Fi を"OFF"に設定します。
メモ
Wi-Fiと有線LAN(Ethernet)では使用するIPアドレス・MACアドレスが異なります。 必要に応じて有線LANのネットワーク設定を行ってください。