Bluetoothプリンター使用上のご注意
アプリケーション作成・利用時
Bluetoothプリンターを利用するアプリケーションを作成される際は、以下の項目を考慮していただくことを推奨します。
また、Bluetoothプリンターの通信状態は、無線接続の性質上、周辺の電波環境、障害物の有無、設置環境等に左右されます。 そのため、実際に利用される環境で十分な評価を行い、必要な待機時間の検討を行ってください。
通信開始までの待機時間について
Bluetoothプリンターはホストデバイスとの接続(ポートオープン)後、接続の後処理を行います。
そのため、アプリケーションにおいてはポートオープンからデータ送信を開始するまで 100msec以上の待機時間を確保いただくことを推奨します。
再接続(ポートクローズからポートオープン)までの待機時間について
Bluetoothプリンターはホストデバイスとの切断(ポートクローズ)後、切断の後処理を行います。
そのため、アプリケーションにおいてはポートクローズから次のポートオープンを行うまで 500msec以上の待機時間を確保いただくことを推奨します。
ポートクローズのタイミングについて
アプリケーションからのデータ送信がすでに終了している場合でも、プリンター内部のバッファーにデータが残っている場合があります。
また、ポートクローズを行うと、バッファーに残っているデータが破棄されることがあります。
このため、ポートクローズを行う前には、送信したデータの印刷が完了していることをステータスなどを利用して確認してください。
アプリケーションによるリトライの実装について
無線接続の性質上接続が不安定であることを考慮いただき、アプリケーションにおいて接続に関する処理にリトライ処理を実装いただくことを推奨します。
その他
Bluetooth USBアダプターを利用される場合
ホストデバイスでBluetooth USBアダプターを利用される場合は、アダプターの仕様を確認のうえ、十分に動作検証を行ってください。
Bluetooth設定の変更・初期化を行った場合
プリンターのBluetooth設定の変更または、Bluetooth設定の初期化を行った際は、変更した内容をホストデバイスに反映させるため、
ホストデバイスのBluetooth接続を解除してください。
その後、再度ペアリングを行ってください。