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  • スイス型自動旋盤「SB-16Ⅲ」を発売

    高剛性・高精度で評判のSBシリーズのラインアップを拡充

    当社は、スイス型自動旋盤(注1)「SBシリーズ」の新製品として、最大加工径φ16mmの「SB-16Ⅲ」を開発し、主に国内およびアジア市場での自動車、情報通信機器等の部品加工をターゲットとして、2020年4月より販売を開始します。

    SBシリーズは、当社独自のスラント型すべり案内面構造(注2)の高剛性刃物台により、安定した精度での連続加工が可能で、2003年に初期モデル「SB-16」を発売して以来、市場で高い評価を受けている当社のベストセラーモデルです。

    今回発売する「SB-16Ⅲ」は市場からの幅広いニーズに応えるため、現行モデルの「SB-12R/16R/20R」から必要な機能を絞り込み、機械本体の占有面積の縮小を図っています。

    また、最新式のNC装置を採用し、アラームの内容をNC画面上で確認できるアラームヘルプ機能をはじめとした各種ヘルプ機能を搭載。さらにNC画面をオペレーターに向けて角度をつけた配置にするなど、操作性、作業性の向上に配慮しています。

     

    「SB-16Ⅲ」の特長

    • 当社独自のスラント型すべり案内面構造の高剛性刃物台を搭載。安定した精度での長時間連続加工を実現。
    • メイン主軸、サブ主軸にC軸制御機能を標準搭載。
    • 外部配管なしで、バイトの先端から切削油の高圧吐出が可能なクーラントスルー対応のバイトホルダーをオプションにラインアップ。
    • NC画面に10.4インチのカラーディスプレイを採用し、オペレーターの視認性を向上。
    • オペレーターの日常作業を支援する各種ヘルプ機能を搭載し、段取り替えやメンテナンス時の作業性を向上。

    主な仕様

    ①最大加工径 φ16mm
    ②主軸台最大移動量 固定ガイドブッシュ: 205mm
    ロータリーガイドブッシュ: 155mm
    ③メイン主軸最高回転数 10000 min-1
    ④メイン主軸モーター 2.2kW(連続)/3.7kW(15分/60%ED)
    ⑤サブ主軸最高回転数 9000 min-1
    ⑥サブ主軸モーター 0.55kW(連続)/1.1kW(15分/50%ED)
    ⑦クシ刃型刃物台仕様
    バイト(右記から選択) □12mmバイト×6本
    □12mmバイト×5本
    □10mmバイト×6本
    スリーブホルダー 4本
    回転工具(右記から選択) クロスドリルユニット2軸型ER11用
    クロスドリルユニット2軸型ER16用
    クロスドリルユニット3軸型ER11用
    クロスドリルユニット3軸型ER11/16用
    クロスドリルユニット3軸型ER16用
    回転工具最高回転数 ER11:7500 min-1
    ER16:5000 min-1
    回転工具モーター 0.5kW
    ⑧バック専用刃物台仕様 固定工具4本
    ⑨正面加工能力
    【 固定工具 】 最大穴明能力     φ10mm
    最大切削タップ能力  M8×P1.25
    【 回転工具 】 最大穴明能力     ER11:φ4mm
    ER16:φ6mm
    最大切削タップ能力  ER11:M3×P0.5
    ER16:M5×P0.8
    ⑩背面加工能力
    【 固定工具 】 最大穴明能力     φ8mm
    最大切削タップ能力  M6×P1.0
    ⑪機械寸法(幅×奥行×高さ) 1861×1060×1750mm

    (注1)スイス型自動旋盤とは

    スイス型自動旋盤は、時計部品を加工する機械として、1870年代にスイスにおいて考案されました。別名“主軸移動型自動旋盤”とも呼ばれ、直径に比べて部品長が長い部品を高精度に切削できる点が大きな特徴とされています。
    一般的には、細長い部品を汎用旋盤で加工を行うと、加工物がたわみを起こして正しい寸法に仕上げることができません。
    スイス型自動旋盤では、材料の振れ止め装置の働きをするガイドブッシュを用い、刃物はガイドブッシュから一定距離の位置で、外径方向の切り込み運動のみを与えるため、加工物はたわみを起こさずに高精度に切削することができます。また、軸方向の運動は刃物台が移動するかわりに、主軸台が素材をくわえた状態で移動する機械構成となります。

    (注2)スラント型すべり案内面構造とは

    機械本体側ベースと刃物台を傾斜(スラント)させ、お互いの摺動部をアリ溝と呼ばれる台形状に加工して摺り合わせる摺動面構造です。この構造にすることでお互いの摺動部が面で接触し、機械剛性が向上します。また、ボールネジ中心と切削点が近接する構造となり、切削抵抗によるねじれ方向への荷重(モーメント荷重)を減少させることができます。


    問い合わせ先

    機械事業部
    執行役員副事業部長 兼 営業部長 増田 文雄 (ますだ ふみお)
    Tel. 0537-36-5586