StarXpand SDK for React Native 開発者向けマニュアル Ver. 1.8.0

最終更新日: 2024年 11月 1日

StarXpand SDK とは?

StarXpand SDK』は、印刷処理を簡単に実現するAPIライブラリを含むソフトウェア開発キットです。  これまでスター精密が培ったモバイルPOS向けアプリケーションの実績を生かした、よりシンプルで洗練されたAPIライブラリを含む新しいSDKです。
APIを利用したサンプルコードも豊富で、開発工数の大幅削減が可能となります。
業界初のReact Native(クロスプラットフォームフレームワーク)にも対応しています。

こちらのページでStarXpand SDKの概要をご理解いただき、クイックスタートを参考にSDKで提供されているサンプルアプリを実際にビルドしてみてください。

StarXpand SDK の利点

・StarXpand SDKは進化したライブラリ『StarIO10』を含む新しいSDKです。
・StarIO10はお客様のアプリケーション開発・保守にかかるコストの削除に貢献します。
・わかりやすい各種APIを提供しているため、複雑な制御用コマンドを理解する必要がありません。
・複数の接続インターフェイス通信処理を一つのAPIで共通化できます。
 ※StarIO10は、StarIOおよびStarIOExtensionとの互換性はありません。

搭載ライブラリ『StarIO10』の魅力

1. プリンター検索の高速化

従来と比較して、プリンターの検索速度が向上しました。
StarIO10を使用することにより、全てのプリンターを素早く検索することができます。

2. 可読性の高いコマンドを出力可能

StarIO10のコマンドビルダーは、ヒューマンリーダブルなコマンドを生成するAPIを搭載しています。
このAPIを使用すると、プリンターに送信するデータを人間が読める中間コマンドとして生成できるため、送信データ(生コマンド)の内容の把握がしやすくなり、問題解決に役立ちます。
また、この中間コマンドはエミュレーションに依存しない印刷フォーマットとして、別機種プリンターをインテグレーションする際などにも再利用が可能です。

3. シンプルかつ直感的に理解しやすいAPI

StarIO10はAPIの使用方法が従来よりもさらにシンプルになりました。
特に、パラメータは名前と値が明確に紐付けられているため、ソースコードの可読性の向上やパラメータ指定ミスの防止に繋がります。

4. プリンター - OS間のログを出力可能

StarIO10はデバッグに役立てることを目的としたログ出力機能を搭載しています。
このログ機能を使用することで、問題の解析時間を短縮し現場のダウンタイムの長期化を防ぐことができ、その結果問題解決に必要なコストの削減に繋がります。

5. 非同期処理を実装

StarIO10は非同期通信機能を搭載しており、印刷ジョブを並列的に実行することができます。
これにより、お客様の元での非同期処理実装コストの削減、バグ発生の可能性の低減、ソースコード可読性の向上が期待できます。

6. エミュレーションフリー

StarIO10で作成されたコマンドは全てのスター精密製プリンターに対して共通で使用することができます。
そのため、プリンターを変更したときにアプリを改修する必要はありません。

プラットフォームごとの印刷サポート方法

各プラットフォームをサポートするSDKをご用意しております。(当社サポートサイトから入手可能)

パッケージ名 サポート言語 対応OS ライブラリ配布形式
StarXpand SDK for iOS(※) Swift iOS
  • Swift Package Managerで配信
  • 各Frameworkを当社サポートサイトにてZip形式で提供
  • GitHubで公開
StarXpand SDK for Android Kotlin Android
  • Mavenリポジトリ対応
  • GitHubで公開
StarXpand SDK for React Native(※) TypeScript iOS
Android
Windows
  • npmで配信
  • 各種OS用のライブラリを当社サポートサイトにてZip形式で提供
  • GitHubで公開

(※)スター精密製MFi認証プリンターに対応したiOSアプリケーションを設計・開発し、Apple App Storeにアプリケーション登録するお手続きは、こちらをご参照ください。