カスタマーディスプレイ

カスタマーディスプレイはクレーム要求の必要のない出力デバイスです。
  • CloudPRNT Version HTTP の場合

  • CloudPRNT Version MQTT (Trigger POST) の場合

    ステータス情報は サーバーポーリング (POST)JSONリクエスト 内でクライアントから通知されます。
    カスタマーディスプレイに表示するメッセージは、サーバーポーリング (POST)JSONレスポンス 内にてサーバーより指定します。
  • CloudPRNT Version MQTT (Full MQTT / Pass URL) の場合

    ステータス情報は client-status メッセージの中で通知されます。
    カスタマーディスプレイに表示するメッセージは、output-to-display メッセージにより、CloudPRNTサーバーより指定します。
サーバーポーリング (POST)JSONリクエスト 、または client-status メッセージ内の display フィールドに、以下の形式でJSONオブジェクト配列を提供します。
{
    "name": "<device logical name>",
    "status": { "connected": bool }
}
  • "name"
    カスタマーディスプレイを識別するための論理デバイス名が記載されます。
    この名前はディスプレイ用メッセージを送信するデバイスをサーバーから特定するために使用されます。
  • "status"
    デバイスのステータスを記述するオブジェクト:
    • "connected"
      サーバーから “name” で指定されたカスタマーディスプレイが接続されていればtrue、接続されていないければfalseとなります。
カスタマーディスプレイへのメッセージは、サーバーからクライアントへ応答するPOSTの JSONレスポンスdisplay フィールドにて指定します。
CloudPRNT Version MQTT (Full MQTT / Pass URL) の場合、output-to-display メッセージの display フィールドにて指定します。

送信するメッセージは下記簡単なマークアップ形式を含む文字列になります。

Command

Function

[cls]

メッセージ消去およびカーソルをホームポジションに戻す

[home]

カーソルをホームポジションに戻す

[nl]

改行、およびカーソルを次の行の先頭に移動する

[http://...]
URL指定による画像の表示をする。
CloudPRNT クライアントがPNGもしくはJPEGのイメージを指定されたURLよりダウンロードしカスタマーディスプレイに表示する(もしカスタマーディスプレイが画像に対応していれば表示する)

[enc <encoding>]

カスタマーディスプレイのテキストエンコーディングを<encoding>に設定する。

<encoding>値 :
CP437 / Katakana / CP850 / CP860 / CP863 / CP865 / CP1252 / CP866 / CP852 / CP858 / ShiftJIS / GB2312 / BIG5 / KSC5601

入力データ : [¥¥xHH]..
例) "テスト"を表示 : "[enc ShiftJIS][¥¥x83][¥¥x65][¥¥x83][¥¥x58][¥¥x83][¥¥x67]"
メッセージはJSONを通じてプレーンテキスト文字列として送信され、直接カスタマーディスプレイに表示されます。
そして、上記の’[‘’]’に囲まれた特殊なコマンドはクライアント内部で解析され、適切な制御をカスタマーディスプレイに対して行います。
文字列に挿入することのできない文字はエスケープによってサポートされます。
例えば、’[‘、’]’の文字は’¥’によって”¥[”、”¥]”のようにエスケープすることが可能です。
16 進データは"¥xHH"で挿入できます。"HH"は 2 桁の 16 進数値です。