Star CloudPRNTとは?
Star CloudPRNTは、プリンターをクラウド上のお客様のサーバーに直結させ、サーバーアプリケーションからの印刷をサポートします。
そのため、店内のタブレットなどを介さずにクラウドサーバーからプリンターに対して直接印刷指示が行えます。
これにより、プリンター設置場所の自由度*が高くなります。
* 自由度はお使いのプリンターやご利用の環境に依存します。
Star CloudPRNTの利点
- プリンターからREST APIベースの各種HTTPリクエスト(POSTのMIMEタイプはJSON)が発行されるため、 専用サーバー(Star CloudPRNT互換)の開発により遠隔地のプリンターに印刷することが可能となります。
- 標準的な通信プロトコルやデータフォーマットを利用するため、Webアプリ側の開発には任意のOSやプログラミング言語を利用することができます。
- CloudPRNT通信プロトコル Version MQTTに対応したプリンターでは、サーバーとプリンター間の通信遅延を小さくすることができ、高速な印刷を実現できます。
- 理解しやすいマークアップタグで印刷データを生成できるStarドキュメントマークアップが利用できます。
開発サポートツール
印刷データ作成、ステータスなどCloudPRNTの実装に役立つ開発サポートツールを提供しています。
Memo
Star CloudPRNTプロトコルは一般によく知られた通信プロトコル(HTTP, MQTT)、データフォーマット(JSON)を利用します。
このため、CloudPRNT互換サーバーを実装するために、必ずしも開発サポートツールを利用する必要はありません。任意のOS、開発言語などを用いてサーバー側の実装を行うことができます。
.NET 4.6以降および.NET Core 2.0以降のプロジェクトにNuGetを介してインストールできる.NET Standard 2.0互換ライブラリです。
このAPIは、印刷ジョブ形式変換、ステータスデコード、およびCloudPRNT JSONメッセージをシリアライズ/デシリアライズするための既製のクラスを提供します。
ローカルプロセスを呼び出すことができるサーバー側の開発システムと統合できるスタンドアロンのコマンドラインツールです。
このツールは、Linux x86、Linux x64、Linux Arm、Mac OS x64、Windows x86、およびWindows x64環境のサーバーのネイティブバイナリとして提供します(.NET Frameworkまたは.NET Coreランタイムをインストールする必要はありません)。
エミュレーション、印刷幅、印刷方法に関係なく、任意のStarプリンターに適応できる、シンプルなプリンター用マークアップ言語です。
プリンター固有のコマンドを深く理解することなく、カット、位置合わせ、画像印刷、テキストの書式設定など、様々なPOSプリンター機能を分かりやすいタグを利用して実現できます。
Starドキュメントマークアップを使用すると、プリンター固有のコマンドのみで印刷ジョブの構成を作成するよりも扱いやすい一方で、フルビットイメージベースの印刷とプレーンテキスト出力のバランスが取れます。
Starドキュメントマークアップを利用するには、.NET APIまたはCPUtilと組み合わせて使用する必要があります。
CloudPRNTプロトコルの実装方法と、CPUtilの統合方法を示すためのサーバーサンプルです。