6.3. Code128バーコードのデータフォーマットについて
本ページは、ISCBBuilder の appendBarcodeData メソッドにて、 SCBBarcodeSymbology に code128 を指定した場合の、バーコードデータのフォーマットについて説明します。
6.3.1. Code128バーコードの概要
Code128バーコードでは、103種類のバーコードキャラクタと3種類のコードセットの組み合わせにより、1つのバーコードキャラクタでフルアスキー128文字集合の1文字あるいは数字2桁を表すことが可能です。
- コードセットA
00H ~ 5FHのアスキー文字を表現可能
- コードセットB
20H ~ 7FHのアスキー文字を表現可能
- コードセットC
1キャラクタで数字2桁を表現可能 (00 ~ 99 の100種類)
またCode128には、上記の文字の他に、次に挙げる特殊キャラクタがあります。
- シフトキャラクタ (SHIFT)
- コードセットAにおいては、SHIFT直後の1文字をコードセットBの文字として扱う。コードセットBにおいては、直後の1文字をコードセットAの文字として扱う。コードセットCでは使えない。
- コードセット選択キャラクタ (CODE A, CODE B, CODE C)
以降のコードセットをA, BまたはCに切り替える。
- ファンクションキャラクタ (FNC1, FNC2, FNC3, FNC4)
ファンクションキャラクタの用途はアプリケーションによる。コードセットCにおいてはFNC1のみ利用可能。
6.3.2. 各コードセットで印字可能な文字
コードセットAで印字可能な文字
コードセットBで印字可能な文字
コードセットCで印字可能な文字