3. データ仕様
PassPRNTコンセプトを実現するために、URLスキームを用いてとなるアプリ連携には、iOS標準のURLスキーム(パスとクエリを含む)を用います。
本手法を用いることで、上位アプリとのデータ受け渡しが可能となります。個々の仕様に関しては、以下を参照してください。
警告
アプリ間連携で上位側から渡すデータ(特にクエリ"html"、"pdf"などの印刷レイアウトデータ)は、OSのメモリ制限上できる限り少なくしてください。
特にAndroid OSと共通仕様のアプリを検討する場合は、Android OSは最大1Mバイト(デバイスや他アプリのメモリ使用状況によってこの値は少なくなる)とされているため、注意が必要です。
なお、使用可能なメモリサイズを超えるデータを上位アプリから送ると、OSは正常に動作しない(PassPRNTへスイッチされない)場合があります。
3.1. URLスキーム
本アプリのURIスキームは、以下とします。
starpassprnt
上位アプリで、本スキームを含むURLを呼び出すと、OSが自動でPassPRNTにスイッチさせます。スイッチ後の動作は、次項のパス設定に依存するので、双方を正確に設定する必要があります。上位アプリからの呼び出し方は、各SDK内の記載を参照してください。
Javascriptで呼び出す場合は、下記となります。
var passprnt_uri;
function createURI() {
passprnt_uri = "starpassprnt://v1/print/nopreview?";
passprnt_uri = passprnt_uri + "back=" + encodeURIComponent(window.location.href);
passprnt_uri = passprnt_uri + "&html=" + encodeURIComponent("<html><head>...</body></html>");
var target = document.getElementById("print");
target.href = passprnt_uri;
}
<html>
<head></head>
<body>
<a href="#" id="print">PRINT</a>
</body>
</html>
Objective-Cで呼び出す場合は、下記となります。
[[UIApplication sharedApplication] openURL:@"starpassprnt://"];
なお、URLスキーム設定における大文字小文字は区別されませんが、小文字での設定を推奨します。
3.2. パス
URLスキームに続くパスには下記ルールに基づき定義します。
URLバージョン/メイン処理/サブ処理
URLバージョン |
URLパスのバージョン(内部処理を切替える) |
メイン処理 |
PassPRNT内部でのメイン処理(機能)を宣言 |
サブ処理 |
上記メイン処理から派生しうるサブ処理(機能)を宣言 |
上記から「URLバージョン」を定義して旧バージョンの機能保存と新バージョンの機能拡張性を目指し、柔軟性を確保します。「メイン処理」では、「印刷」だけでなく「設定」や「登録」など主機能を細分化して設定することとし、機能追加を容易にするとともに上位アプリからの呼び出し時の可読性を向上します。「サブ処理」もメイン処理同様に機能の細分化を実施します。
なお、今回対応するパス設定は、以下とします。
v1/print/nopreview
意味は、「URLバージョン1で、印刷機能のプレビュー無効設定でアプリ動作」となります。このパスを処理した結果、前述の【画面仕様>"印字中"】画面が表示されます。これ以外のパスが定義されていた場合には、エラーとなります。
なお、パス設定における大文字小文字は区別されませんが、小文字での設定を推奨します。
3.3. クエリ
PassPRNTと上位アプリ間で受け渡されるデータはクエリパラメータとして扱われます。変数名と値は、"="で表わされ、クエリの先頭には必ず"?"を記載してパスとの境界にします。パラメータは"&"で複数連結でき、その順序に制限はありません。パラメータ設定に関しては、以下を参照してください。
なお、クエリ変数名の大文字小文字は区別されませんが、小文字での設定を推奨します。
変数名 |
名称 |
---|---|
プリンター設定(iOSPortName) |
|
プリンター設定(PrinterのType) |
|
プリンター設定(タイムアウト) |
|
印刷幅 |
|
ドロアー駆動指示 |
|
ドロアー駆動時間 |
|
ブザー鳴動指示 |
|
ブザーチャンネル |
|
ブザー鳴動回数 |
|
ブザー鳴動時間 |
|
ブザー休止時間 |
|
メロディースピーカー再生指示 |
|
メロディースピーカーで再生するサウンドの格納領域 |
|
メロディースピーカーで再生するサウンドの番号 |
|
メロディースピーカーのボリューム |
|
コールバックURLスキーム |
|
ブラックマーク設定(有効/無効) |
|
ブラックマーク設定(センサ位置)1 |
|
ギャップ設定(有効/無効) |
|
用紙カット方法 |
|
エラー検知のポップアップ設定(有効/無効) |
|
HTMLフォーマット印刷レイアウトデータ |
|
PDFフォーマット印刷データ |
|
印刷レイアウトデータURL |
- 1
PassPRNT Ver.2.1より廃止されました。
クエリを含むURLスキーム例
starpassprnt://v1/print/nopreview?html=<Print Data>&size=3&drawer=ahead&back=<Callback URL>
3.3.1. port
名称 |
プリンター設定(PortName) |
---|---|
変数名 |
port |
変数値 |
StarIOのportNameに準拠したデータ |
初期値 |
「プリンタ設定」画面の"Printer:"設定 |
条件 |
任意、RFC3986準拠のURLエンコード必須 |
説明 |
StarIOのportName仕様に準拠します。
未設定の場合「プリンタ設定 > Printer」の設定値を用いて判断します。
ここも未設定の場合は
bt: として、settings設定値と組合せてStarIOが最初に見つけたプリンターと通信を試みます。 |
エラー |
- |
3.3.2. settings
名称 |
プリンター設定(タイプ) |
---|---|
変数名 |
settings |
変数値 |
StarIOのportSettingsに準拠したデータ |
初期値 |
「プリンタ設定」で選択されたプリンターモデルから判定 |
条件 |
任意、RFC3986準拠のURLエンコード必須 |
説明 |
StarIOのportSettings仕様に準拠します。
通信するプリンターに応じて設定します。
設定値は ハードウェア構成 をご確認ください。
未設定の場合「プリンタ設定」で選択されたプリンターのモデルに応じ、自動判定します。
「プリンタ設定」も未設定の場合は空欄
"" として、port設定値と組合せてStarIOが最初に見つけたプリンターと通信を試みます。 |
エラー |
- |
3.3.3. timeout
名称 |
プリンター設定(タイムアウト) |
---|---|
変数名 |
timeout |
変数値 |
StarIOのtimeoutに準拠したデータ |
初期値 |
10秒 (* モバイルプリンターの場合 : 20秒) |
条件 |
任意 |
説明 |
StarIOのtimeout仕様に準拠します。
StarIO内部のgetPort、begin/endCheckedBlockなどのプリンターからステータスの変化を取得するまでのタイムアウト値として用います。
未設定もしくは範囲外の値が指定された場合は、初期値が設定されます。
writeタイムアウト(固定値60秒)が発生した場合は、エラーを発行します。
|
エラー |
パラメータ未設定の場合のエラー
コード:6
文字列:ERROR_WRITE_FAILURE
メッセージ:書き込み中にタイムアウトが発生しました
|
3.3.4. size
名称 |
印刷幅 |
---|---|
変数名 |
size |
変数値 |
|
初期値 |
|
条件 |
任意 |
説明 |
印刷する用紙幅を規定します。
本パラメータをもとに、印刷イメージの描画サイズを調整します。未設定もしくは範囲外が指定された場合は、
3 (インチ)として判断します。各変数に対応する印字サイズは下記となります。
プリンター側の印字領域設定は、各プリンターのメモリスイッチ4仕様、もしくはStar Configurationの
print_width キー仕様をご参照ください。 |
エラー |
- |
size |
1 |
2 |
2w1 |
2w2 |
2w3 |
2w4 |
2w5 |
2w6 |
2w7 |
3 |
3w |
3w2 |
4 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
TSP650II |
- |
406
(50.8)
|
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
576
(72)
|
- |
- |
- |
TSP700II |
- |
406
(50.8)
|
416
(52)
|
420
(52.5)
|
- |
- |
- |
- |
- |
576
(72)
|
640
(80)
|
- |
- |
TSP800II |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
576
(72)
|
- |
- |
832
(104)
|
FVP10 |
- |
406
(50.8)
|
416
(52)
|
420
(52.5)
|
- |
- |
- |
- |
- |
576
(72)
|
- |
- |
- |
BSC10 |
- |
406
(50.8)
|
- |
- |
360
(45)
|
- |
- |
- |
- |
576
(72)
|
- |
512
(64)
|
- |
TSP100IIIB |
- |
406
(50.8)
|
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
576
(72)
|
- |
- |
- |
TSP100IIIW |
- |
406
(50.8)
|
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
576
(72)
|
- |
- |
- |
TSP100IIILAN |
- |
406
(50.8)
|
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
576
(72)
|
- |
- |
- |
TSP100IIIU |
- |
406
(50.8)
|
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
576
(72)
|
- |
- |
- |
TSP100IV |
- |
406
(50.8)
|
- |
- |
- |
384
(48)
|
- |
- |
- |
576
(72)
|
- |
- |
- |
TSP100IV SK |
- |
406
(50.8)
|
- |
- |
- |
384
(48)
|
256
(32)
|
276
(34.5)
|
408
(51)
|
576
(72)
|
- |
- |
- |
SM-S210i |
- |
384
(48)
|
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
SM-S230i |
- |
384
(48)
|
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
SM-L200 |
- |
384
(48)
|
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
SM-T300i |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
576
(72)
|
- |
- |
- |
SM-L300 |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
576
(72)
|
- |
- |
- |
SM-T400i |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
832
(104)
|
mPOP |
- |
384
(48)
|
432
(54)
|
406
(50.8)
|
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
mC-Print2 |
- |
384
(48)
|
432
(54)
|
406
(50.8)
|
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
mC-Print3 |
- |
384
(48)
|
- |
406
(50.8)
|
- |
- |
- |
- |
- |
576
(72)
|
- |
- |
- |
mC-Label3 |
144
(18)
|
384
(48)
|
- |
406
(50.8)
|
- |
- |
256
(32)
|
276
(34.5)
|
408
(51)
|
576
(72)
|
- |
- |
- |
BSC10II |
- |
384
(48)
|
- |
406
(50.8)
|
- |
- |
- |
- |
408
(51)
|
576
(72)
|
- |
- |
- |
3.3.5. drawer
名称 |
ドロアー駆動指示 |
---|---|
変数名 |
drawer |
変数値 |
off、ahead、after のいずれかの値
off ... ドロアー不使用ahead ... 印字前のオープンafter ... 印字後のオープン |
初期値 |
「プリンタ設定 > 外部機器 (ドロアー等)」の設定値 |
条件 |
任意 |
説明 |
ドロアー駆動を指示します。
本パラメータをもとに、印刷時のドロアー駆動を判断します。
本パラメータと"buzzer", "sound"パラメータを同時に指定された場合、既定の優先順位 2 に従います。
いずれも未設定の場合、もしくは範囲外の値を指定された場合は、「プリンタ設定 > 外部機器 (ドロアー等)」の設定を使用します。
"html"/"pdf"/"url"クエリが未設定でも、ドロアーだけ駆動する(印刷なし)シナリオを許容します。
印字(前)設定かつプリンターがオフラインの場合、オンライン復帰後にドロアーが開き印刷を開始します(mPOPを除く)。
なお、モバイルプリンター選択時は無視されます。
|
エラー |
- |
警告
ドロアー以外を接続して本パラメーターを使用しないでください。正常動作しない場合や、プリンターおよび外部機器本体が破損する恐れがあります。
3.3.6. drawerpulse
名称 |
ドロアー駆動時間 |
---|---|
変数名 |
drawerpulse |
変数値 |
200、500のいずれかの値
200 ... 200msの間、ドロアーを駆動させる。500 ... 500msの間、ドロアーを駆動させる。 |
初期値 |
「プリンタ設定 > 外部機器 (ドロアー等)」の「パルス幅」設定値 |
条件 |
任意 |
説明 |
ドロアー駆動時間を設定します。
200以下の整数値を指定した場合は200ms、 500より大きい整数値を指定した場合は500msの間、それぞれドロアーを駆動させます。
本パラメータが未設定の場合は、「プリンタ設定 > 外部機器 (ドロアー等)」の 「パルス幅」設定値を使用します。
無効な値が指定された場合は、200を使用します。
なお、モバイルプリンター選択時は無視されます。
|
エラー |
- |
3.3.7. buzzer
名称 |
ブザー鳴動指示 |
---|---|
変数名 |
buzzer |
変数値 |
off、ahead、after のいずれかの値
off ... ブザー不使用ahead ... 印字前のオープンafter ... 印字後のオープン |
初期値 |
「プリンタ設定 > 外部機器 (ドロアー等)」の「タイミング」設定値 |
条件 |
任意 |
説明 |
ブザー鳴動の有効/無効と、その実行タイミングを指示します。
本パラメータと"drawer", "sound"パラメータを同時に指定された場合、既定の優先順位 2 に従います。
いずれも未設定の場合、もしくは範囲外の値を指定された場合は、「プリンタ設定 > 外部機器 (ドロアー等)」の設定を使用します。
"html"/"pdf"/"url"クエリが未設定でも、ブザーだけ鳴動する(印刷なし)シナリオを許容します。
印字(前)設定かつプリンターがオフラインの場合、オンライン復帰後にドロアーが開き印刷を開始します。
なお、モバイルプリンター選択時は無視されます。
|
エラー |
- |
警告
ブザー以外を接続して本パラメーターを使用しないでください。正常動作しない場合や、プリンターおよび外部機器本体が破損する恐れがあります。
3.3.8. buzzerchannel
名称 |
ブザーチャンネル |
---|---|
変数名 |
buzzerchannel |
変数値 |
channel1、channel2のいずれかの値
channel1 ... チャンネル1channel2 ... チャンネル2 |
初期値 |
「プリンタ設定 > 外部機器 (ドロアー等)」の「チャンネル」設定値 |
条件 |
任意 |
説明 |
ブザーのチャンネルを設定します。
本パラメータが未設定の場合は、「プリンタ設定 > 外部機器 (ドロアー等)」の「チャンネル」設定値を用います。
無効な値が指定された場合は、
channel1 を用います。なお、モバイルプリンター選択時は無視されます。
|
エラー |
- |
3.3.9. buzzerrepeat
名称 |
ブザー鳴動回数 |
---|---|
変数名 |
buzzerrepeat |
変数値 |
1 - 20 |
初期値 |
「プリンタ設定 > 外部機器 (ドロアー等)」の「鳴動回数」設定値 |
条件 |
任意 |
説明 |
ブザーの鳴動回数を設定します。
本パラメータが未設定の場合は、「プリンタ設定 > 外部機器 (ドロアー等)」の「鳴動回数」設定値を使用します。
無効な値が指定された場合は、1 を使用します。
なお、モバイルプリンター選択時は無視されます。
|
エラー |
- |
3.3.10. buzzerdrivetime
名称 |
ブザー鳴動時間 |
---|---|
変数名 |
buzzerdrivetime |
変数値 |
0 - 5100 (単位 [ms]) |
初期値 |
「プリンタ設定 > 外部機器 (ドロアー等)」の「鳴動時間」設定値 |
条件 |
任意 |
説明 |
ブザーの鳴動時間を設定します。
0 以下の整数値を指定した場合は0ms、 5100より大きい整数値を指定した場合は5100msの間、ブザーを鳴動させます。
本パラメータが未設定の場合は、「プリンタ設定 > 外部機器 (ドロアー等)」の「鳴動時間」設定値を使用します。
本パラメータに無効な値が指定された場合は、 200 を使用します。
なお、モバイルプリンター選択時は無視されます。
|
エラー |
- |
3.3.11. buzzerdelaytime
名称 |
ブザー休止時間 |
---|---|
変数名 |
buzzerdelaytime |
変数値 |
0 - 5100 (単位 [ms]) |
初期値 |
「プリンタ設定 > 外部機器 (ドロアー等)」の「休止時間」設定値 |
条件 |
任意 |
説明 |
ブザーの休止時間を設定します。
0 以下の整数値を指定した場合は0ms、 5100 より大きい整数値を指定した場合は5100msの間、それぞれブザーを休止させます。
本パラメータが未設定の場合は、「プリンタ設定 > 外部機器 (ドロアー等)」の「休止時間」設定値を用います。
無効な値が指定された場合は、 200 を使用します。
なお、モバイルプリンター選択時は無視されます。
|
エラー |
- |
3.3.12. sound
名称 |
メロディースピーカー再生指示 |
---|---|
変数名 |
sound |
変数値 |
off、ahead、after のいずれかの値
off ... メロディースピーカー不使用ahead ... 印字前のオープンafter ... 印字後のオープン |
初期値 |
「プリンタ設定 > 外部機器 (ドロアー等)」の「タイミング」設定値 |
条件 |
任意 |
説明 |
メロディースピーカーからのサウンド再生を指定します。
本パラメータをもとに、印刷時のメロディースピーカーを判断します。
本パラメータと"buzzer", "sound"パラメータを同時に指定された場合、既定の優先順位 2 に従います。
いずれも未設定の場合、もしくは範囲外の値を指定された場合は、「プリンタ設定 > 外部機器 (ドロアー等)」の設定を使用します。
"html"/"pdf"/"url"クエリが未設定でも、メロディースピーカー再生のみを行う(印刷なし)シナリオを許容します。
印字(前)設定かつプリンターがオフラインの場合、オンライン復帰後にメロディースピーカーからサウンド再生され、印刷を開始します。
なお、モバイルプリンター選択時は無視されます。
|
エラー |
- |
警告
メロディースピーカー以外を接続して本パラメーターを使用しないでください。正常動作しない場合や、プリンターおよび外部機器本体が破損する恐れがあります。
3.3.13. soundstoragearea
名称 |
メロディースピーカーで再生するサウンドの格納領域 |
---|---|
変数名 |
soundstoragearea |
変数値 |
area1、area2のいずれかの値
area1 ... area1area2 ... area2 |
初期値 |
「プリンタ設定 > 外部機器 (ドロアー等)」の「格納領域」設定値 |
条件 |
任意 |
説明 |
メロディースピーカーで再生する際のサウンドの格納エリアを設定します。
本パラメータをクエリで設定する場合、必ず "soundnumber"パラメータと同時に指定する必要があります。
本パラメータが未指定の場合、「プリンタ設定 > 外部機器 (ドロアー等)」の「格納領域」設定値を使用します。
無効な値が指定された場合 もしくは "soundnumber"が指定されなかった場合は、メロディースピーカー本体のDIPスイッチ設定が使用されます。
なお、モバイルプリンター選択時は無視されます。
|
エラー |
- |
3.3.14. soundnumber
名称 |
メロディースピーカーで再生するサウンドの番号 |
---|---|
変数名 |
soundnumber |
変数値 |
1 - 7 |
初期値 |
「プリンタ設定 > 外部機器 (ドロアー等)」の「サウンド番号」設定値 |
条件 |
任意 |
説明 |
メロディースピーカーで再生するサウンドの番号を設定します。
本パラメータをクエリで設定する場合、必ず "soundstoragearea" パラメータと同時に指定する必要があります。
本パラメータが指定されなかった場合は、「プリンタ設定 > 外部機器 (ドロアー等)」の「サウンド番号」設定値を使用します。
無効な値が指定された場合 もしくは "soundstoragearea"が指定されなかった場合 、メロディースピーカー本体のDIPスイッチ設定が使用されます。
なお、モバイルプリンター選択時は無視されます。
|
エラー |
- |
3.3.15. soundvolume
名称 |
メロディースピーカーのボリューム |
---|---|
変数名 |
soundvolume |
変数値 |
0 - 15 |
初期値 |
「プリンタ設定 > 外部機器 (ドロアー等)」の「ボリューム」設定値 |
条件 |
任意 |
説明 |
メロディースピーカーの再生ボリュームを設定します。
0 以下の整数値を指定した場合はボリューム 0(無音)、 15 より大きい整数値を指定した場合はボリューム 15 として動作します。
本パラメータが指定されなかった場合は、「プリンタ設定 > 外部機器 (ドロアー等)」の「ボリューム」設定値が使用されます。
無効な値が指定された場合は、メロディースピーカー本体のDIPスイッチ設定が使用されます。
なお、モバイルプリンター選択時は無視されます。
|
エラー |
- |
注釈
- 2
ドロアー、ブザー、メロディースピーカーは、複数指定することができません。複数指定された場合、以下の優先順位に従って使用するパラメータが決定されます。
優先順位
パラメータ
1
"drawer"パラメータ
2
"buzzer"パラメータ
3
"sound"パラメータ
4
プリンタ設定 > 外部機器 (ドロアー等)」の設定値
3.3.16. back
名称 |
コールバックURLスキーム |
---|---|
変数名 |
back |
変数値 |
コールバックするアプリのURLスキーム |
初期値 |
- |
条件 |
必須、RFC3986準拠のURLエンコード必須 |
説明 |
印刷終了後に指定されたアプリにコールバックする(戻る)ために用います。
コールバック時に、印刷結果のエラーコードとメッセージがクエリとして付与されます。
詳細は後述を参照してください。
|
エラー |
パラメータ未設定の場合のエラー
コード:2
文字列:ERROR_INVALID_CALLBACK_DATA
メッセージ:コールバックパラメータが設定されていません
|
3.3.17. blackmark
名称 |
ブラックマーク設定(有効/無効) |
---|---|
変数名 |
blackmark |
変数値 |
disable、enable、enableAndDetectAtPowerOnのいずれかの値
disable ... ブラックマーク設定を無効にします。enable ... ブラックマーク設定を有効にします。enableAndDetectAtPowerOn ... ブラックマーク設定を有効にします。さらに電源投入後の印刷時に、ブラックマーク位置を検出して印刷します。 |
初期値 |
- |
条件 |
任意 |
説明 |
印刷開始直前に本パラメータをもとにブラックマーク設定を行います。
未設定もしくは範囲外が設定されていた場合、本クエリは無視され直前の設定を継続します。
本クエリはTSP700II、TSP800II、FVP10、mC-Label3のみ対応します。左記機種以外では、本設定はすべて無視されます。
本設定はプリンターの電源OFFでクリアされるため、上位アプリは適宜設定する必要があります。
本パラメータを "gap" パラメータと同時に使用しないでください。
ブラックマークの検出に失敗した場合には、エラー(1)が発行されます。
|
エラー(1) |
ブラックマーク検出失敗の場合のエラー
コード:13
文字列:ERROR_BLACKMARK_DETECTION
メッセージ:用紙区切りを検出できませんでした
|
ブラックマーク対応機種 |
TSP700II、TSP800II、FVP10、mC-Label3 |
ブラックマーク対応機種
(メモリスイッチで設定 3 )
|
SM-S210i/S230i、SM-T300i/T300DB/T400i、SM-L200/L300 |
ブラックマーク未対応機種 |
TSP650II、TSP100IIIBI/W/LAN/U、TSP100IV、TSP100IV SK、mPOP、mC-Print2、mC-Print3、BSC10、BSC10II |
- 3
PassPRNT Ver.2.1より、モバイルプリンターのブラックマーク設定はメモリスイッチにて行います。設定方法については、各製品のハードウェアマニュアルをご覧ください。
3.3.18. bmposition
PassPRNT Ver.2.1より、モバイルプリンター4のブラックマーク設定はプリンターのメモリスイッチで設定することになりました。
従いまして、PassPRNT Ver.2.1より本クエリを設定いただいても無効となります。
メモリスイッチでのブラックマーク設定につきましては、各製品のハードウェアマニュアルをご覧ください。
- 4
対象機種:SM-S210i / S230i、SM-T300i / T400i、SM-L200 / L300
3.3.19. gap
名称 |
ダイカットラベル紙等のギャップ検出設定(有効/無効) |
---|---|
変数名 |
gap |
変数値 |
disable、enable、enableAndDetectAtPowerOnのいずれかの値
disable ... ギャップ検出を無効にします。enable ... ギャップ検出を有効にします。enableAndDetectAtPowerOn ... ギャップ検出を有効にします。さらに電源投入後の印刷時に、ギャップ位置を検出して印刷します。 |
初期値 |
- |
条件 |
任意 |
説明 |
印刷開始直前に本パラメータをもとにダイカットラベル紙等のギャップ検出設定を行います。
未設定もしくは範囲外が設定されていた場合、本クエリは無視され直前の設定を継続します。
本クエリはmC-Label3のみ対応します。左記機種以外では、本設定はすべて無視されます。
本設定はプリンターの電源オフでクリアされるため、上位アプリは適宜設定する必要があります。
本パラメータを "blackmark" パラメータと同時に使用しないでください。
ギャップの検出に失敗した場合には、エラー(1)が発行されます。
|
エラー(1) |
ギャップ検出失敗の場合のエラー
コード:13
文字列:ERROR_BLACKMARK_DETECTION
メッセージ:用紙区切りを検出できませんでした
|
ギャップ検出対応機種 |
mC-Label3 |
ギャップ検出未対応機種 |
TSP650II、TSP700II、TSP800II、FVP10、TSP100IIIBI/W/LAN/U、TSP100IV、TSP100IV SK、mPOP、mC-Print2、mC-Print3、BSC10、BSC10II、SM-S210i/S230i、SM-T300i/T300DB/T400i、SM-L200/L300 |
3.3.20. cut
名称 |
用紙カット方法 |
---|---|
変数名 |
cut |
変数値 |
partial、full、tearbar、nocutのいずれかの値
partial ... 紙送り後、用紙をパーシャル(中央一点残し)カットします。full ... 紙送り後、用紙をフルカットします。tearbar ... ティアバー位置まで紙送りします。nocut ... 印刷終了後に紙送りもカットもしません。 |
初期値 |
partial |
条件 |
任意 |
説明 |
印刷終了後の用紙カット方法を設定します。
本パラメータが未設定、あるいは範囲外の値が指定された場合は、「プリンタ設定 > Cut」の設定値を用います。
下記プリンターでは、一部非対応のパラメータがあります。
* TSP650II / TSP100IIIシリーズ / TSP100IV / TSP100IV SK / mC-Print3 / BSC10II
full を設定した場合でも、パーシャルカットとなります。* BSC10
full / tearbar を設定した場合でも、パーシャルカットとなります。* モバイルプリンター
partial / full を設定した場合でも、ティアバー位置までの紙送りとなります。 |
エラー |
- |
3.3.21. popup
名称 |
エラー検知のポップアップ設定(有効/無効) |
---|---|
変数名 |
popup |
変数値 |
enable、disable |
初期値 |
enable |
条件 |
任意 |
説明 |
印刷プロセス中にエラーが検知されるとエラーステータスを表示するポップアップが表示されます。
この表示の設定を
enable / disable で指定するために用います。未設定もしくは範囲外が指定された場合は、
enable が指定されたとみなします。 |
エラー |
- |
3.3.22. html
名称 |
HTMLフォーマット印刷レイアウトデータ |
---|---|
変数名 |
html |
変数値 |
html5の仕様に則って記述されたデータ |
初期値 |
- |
条件 |
必須(*1、*2)、RFC3986準拠のURLエンコード必須
*1 例外として、
drawer=ahead もしくは drawer=after が同時に設定されているときのみ未設定でも動作します(ドロアーのみOPEN想定)。*2 印刷データ用クエリ"pdf"、"url"もしくは本クエリいずれか一つのみを設定してください。
|
説明 |
htmlベースで記述されたデータをPassPRNTが受け取ると、印刷イメージを内部でデザイン化して、さらにRasterDataに変換します。その結果、スタープリンターで印刷可能なコマンド体系に変換されます。
レイアウトデータの最大長は1メートル(8000px)までとし、超過した場合にはエラー(1)が発行されます。
本パラメータもしくは"pdf"、"url"のいずれかは必須項目であり、未設定の場合にはエラー(2)が発行されます。
注意事項
アプリ間連携で上位側から渡すデータ(特にクエリ"html"、"pdf"などの印刷レイアウトデータ)は、OSのメモリ制限上できる限り少なくしてください。使用可能なメモリサイズを超えるデータを上位アプリから送ると、OSは正常に動作しない(PassPRNTへスイッチされない)場合があります。
|
エラー(1) |
最大印字長を超過した場合のエラー
コード:3
文字列:ERROR_INVALID_DATA_LENGTH
メッセージ:印刷データが上限を超えています
|
エラー(2) |
パラメータ未設定の場合のエラー
コード:9
文字列:ERROR_INVALID_RECEIPT_DATA
メッセージ:印字データが設定されていません
|
重要
印刷レイアウトデータに連続した数字が含まれている場合、意図せず、アンダーライン(電話番号への自動リンク機能)が追加される場合があります。この事象を回避するためには以下構文を追加して電話番号への自動リンク機能を無効にしてください。
<meta name="format-detection" content="telephone=no">
3.3.23. pdf
名称 |
PDFフォーマット印刷レイアウトデータ |
---|---|
変数名 |
|
変数値 |
PDFファイルフォーマットの印刷データ |
初期値 |
- |
条件 |
必須(*1、*2)、Base64データ形式かつRFC3986準拠のURLエンコード必須
*1 例外として、
drawer=ahead もしくは drawer=after が同時に設定されているときのみ未設定でも動作します(ドロアーのみOPEN想定)。*2 印刷データ用クエリ"html"、"url"もしくは本クエリいずれか一つのみを設定してください。
|
説明 |
上位側は、PDFフォーマットデータをbase64形式でバイナリデータ化し、更にURLエンコードした結果をこのクエリに付与します。
PassPRNTはデータを受け取ると、URLデコード⇒Base64デコードしてPDFイメージを復元します。さらに、PDF印刷イメージを内部でRasterDataに変換します。その結果、スタープリンターで印刷可能なコマンド体系に変換されます。
レイアウトデータの最大長は1メートル(8000px)(*3)までとし、超過した場合にはエラー(1)が発行されます。
本パラメータもしくは"html"、"url"のいずれかは必須項目であり、未設定の場合にはエラー(2)が発行されます。
PDF以外のフォーマットデータが付与された場合にはエラー(3)が発行されます。
*3 PDFデータの用紙サイズ(解像度)から印刷長の計算方法は下記のとおりです。
印刷長(縦) = (pdf(縦)解像度) x (クエリ"size") / (pdf(横)解像度)
注意事項
アプリ間連携で上位側から渡すデータ(特にクエリ"html"、"pdf"などの印刷レイアウトデータ)は、OSのメモリ制限上できる限り少なくしてください。使用可能なメモリサイズを超えるデータを上位アプリから送ると、OSは正常に動作しない(PassPRNTへスイッチされない)場合があります。
PDFデータは1ページのみの印刷となります。複数ページの印刷をする場合は、 上位アプリからページ単位で送信してください。
|
エラー(1) |
最大印字長を超過した場合のエラー
コード:3
文字列:ERROR_INVALID_DATA_LENGTH
メッセージ:印刷データが上限を超えています
|
エラー(2) |
パラメータ未設定の場合のエラー
コード:9
文字列:ERROR_INVALID_RECEIPT_DATA
メッセージ:印字データが設定されていません
|
エラー(3) |
対象外ファイルフォーマット設定の場合のエラー
コード:14
文字列:ERROR_NONSUPPORTED_FILEFORMAT
メッセージ:非対応のファイルフォーマットです
|
3.3.24. url
名称 |
印刷レイアウトデータURL |
---|---|
変数名 |
url |
変数値 |
印刷レイアウトデータのURL |
初期値 |
- |
条件 |
必須(*1、*2)、RFC3986準拠のURLエンコード必須
*1 例外として、
drawer=ahead もしくは drawer=after が同時に設定されているときのみ未設定でも動作します(ドロアーのみOPEN想定)。*2 印刷データ用クエリ"html"、"pdf"もしくは本クエリいずれか一つのみを設定してください。
|
説明 |
印刷したいHTMLあるいはPDFのURLを指定します。
PassPRNTは指定したURLのデータをダウンロードし、印刷イメージを内部でデザイン化して、更にRasterDataに変換します。その結果、スタープリンターで印刷可能なコマンド体系に変換されます。
レイアウトデータの最大長は1メートル(8000px)までとし、超過した場合にはエラー(1)が発行されます。
本パラメータもしくは"html"、"pdf"のいずれかは必須項目であり、未設定の場合にはエラー(2)が発行されます。
指定したURLのデータが、文字コードUTF-8のHTMLかPDFではない場合、エラー(3)が発行されます。
データのダウンロードに失敗した場合、エラー(4)が発行されます。
|
エラー(1) |
最大印字長を超過した場合のエラー
コード:3
文字列:ERROR_INVALID_DATA_LENGTH
メッセージ:印刷データが上限を超えています
|
エラー(2) |
パラメータ未設定の場合のエラー
コード:9
文字列:ERROR_INVALID_RECEIPT_DATA
メッセージ:印字データが設定されていません
|
エラー(3) |
対象外ファイルフォーマット設定の場合のエラー
コード:14
文字列:ERROR_NONSUPPORTED_FILEFORMAT
メッセージ:非対応のファイルフォーマットです
|
エラー(4) |
データのダウンロードに失敗した場合のエラー
コード:16
文字列:ERROR_FAILED_TO_DOWNLOAD
メッセージ:データの取得に失敗しました
|
3.4. エラーコード
PassPRNTでの印刷処理中に発生するエラーに関して、そのコードとメッセージを下記通り定義します。コードとメッセージは、PassPRNTからコールバックする際に、クエリに付与されるため、上位アプリはこの値を参照して、印刷成否判定をすることができます。失敗した原因も知ることができます。エラーコードの変数名は"passprnt_code"、エラーメッセージの変数名は"passprnt_message"とします。
なお、コールバック時に付与するエラーコードとメッセージは最終結果のみです。例えば、初回印刷中に紙なしエラーとなったが、再印字を選択して成功した場合、『成功』の判定のみ通知されます。
コールバックURLスキームにエラーコードを付与する例を以下に記載します。
sampleapp://action?passprnt_code=0&passprnt_message=SUCCESS
FileMakerGo(URLスキーム名"fmp://")が上位アプリとして指定されている場合のみ、FileMakerGoの仕様からエラーコードとエラーメッセージの変数名の先頭に"$"を付与して通知します。
コード |
文字列 |
メッセージ |
|
---|---|---|---|
0 |
SUCCESS |
成功しました |
|
1 |
ERROR_INVALID_PATH |
無効なパスが設定されています |
|
2 |
ERROR_INVALID_CALLBACK_DATA |
コールバックパラメータが設定されていません |
|
3 |
ERROR_INVALID_DATA_LENGTH |
印刷データが上限を超えています |
|
4 |
ERROR_GETPORT_FAILURE |
デバイスが正しく接続されていません |
|
5 |
ERROR_DEVICE_OFFLINE_BEGINCHECKEDBLOCK |
デバイスがオフラインです |
|
6 |
ERROR_WRITE_FAILURE |
書き込み中にタイムアウトが発生しました |
|
7 |
ERROR_DEVICE_OFFLINE_ENDCHECKEDBLOCK |
デバイスがオフラインです |
|
8 |
ERROR_PORTEXCEPTION |
PORTEXCEPTIONが発生しました |
|
9 |
ERROR_INVALID_RECEIPT_DATA |
印字データが設定されていません |
|
10 |
ERROR_PROCESS_CANCELED |
プロセスがキャンセルされました |
|
11 |
ERROR_ILLEGALARGUMENT_EXCEPTION |
画像の生成に失敗しました |
|
12 |
ERROR_OUTOFMEMORY_ERROR |
画像の生成に失敗しました |
|
13 |
ERROR_BLACKMARK_DETECTION |
ブラックマークが検出できませんでした |
|
14 |
ERROR_NONSUPPORTED_FILEFORMAT |
非対応のファイルフォーマットです |
|
15 |
ERROR_INSUFFICIENT_SETTINGS |
設定が不足しています |
|
16 |
ERROR_FAILED_TO_DOWNLOAD |
データの取得に失敗しました |
3.4.1. エラーコード:0
コード |
0 |
---|---|
文字列 |
SUCCESS |
メッセージ |
成功しました |
説明 |
印刷に成功した場合に発行されます。 |
ポップアップメッセージ |
- |
対策 |
- |
3.4.2. エラーコード:1
コード |
1 |
---|---|
文字列 |
ERROR_INVALID_PATH |
メッセージ |
無効なパスが設定されています |
説明 |
規定値以外のパスが送られてきた場合に発行されます。
PassPRNTスイッチ直後に判定を実施します。
エラーの場合、以降の処理はキャンセルされ、ポップアップとして表示されるとともに、上位アプリに本エラーを通知(コールバック)します。
|
ポップアップメッセージ |
無効なパスが設定されています |
対策 |
正確なパスをURLスキームで設定します。 |
3.4.3. エラーコード:2
コード |
2 |
---|---|
文字列 |
ERROR_INVALID_CALLBACK_DATA |
メッセージ |
コールバックパラメータが設定されていません |
説明 |
コールバックパラメータが設定されていない場合に発行されます。
印刷処理を優先するため、印刷完了後(コールバック処理直前)に判定を実施します。
エラーの場合、PassPRNT設定画面に遷移し、エラーのポップアップを表示します。コールバック先が不明であるため、本エラーを上位アプリで受信することはありません。
|
ポップアップメッセージ |
コールバックパラメータが設定されていません |
対策 |
コールバックパラメータに、URLエンコードした値を設定します。 |
3.4.4. エラーコード:3
コード |
3 |
---|---|
文字列 |
ERROR_INVALID_DATA_LENGTH |
メッセージ |
印刷データが上限を超えています |
説明 |
規定長(1メートル≒8000px)より大きいデザインのレイアウトデータが送られてきた場合に発行されます。
PassPRNTスイッチ直後に判定を実施します。
エラーの場合、以降の処理はキャンセルされ、ポップアップとして表示されるとともに、上位アプリに本エラーを通知(コールバック)します。
|
ポップアップメッセージ |
印刷データが上限を超えています |
対策 |
1メートル(8000px)以下の印刷レイアウトデータを設定します。 |
3.4.5. エラーコード:4
コード |
4 |
---|---|
文字列 |
ERROR_GETPORT_FAILURE |
メッセージ |
デバイスが正しく接続されていません |
説明 |
port、settings、timeoutの値もしくは設定画面の設定に準じてStarIO.getPortを実施した結果、失敗した場合に発行されます。
印刷処理第1段階で判定を実施します。
エラーの場合、ポップアップが再試行/キャンセルの確認ボタンとともに表示されます。「キャンセル」した場合、以降の処理はキャンセルされ、上位アプリに本エラーを通知(コールバック)します。
|
ポップアップメッセージ |
デバイスが正しく接続されていません |
対策 |
プリンターの電源ON、Bluetoothペアリングされていることを確認します。
設定画面、もしくはURLスキーム(port、settings)で正しくプリンターを選択します。
|
3.4.6. エラーコード:5
コード |
5 |
---|---|
文字列 |
ERROR_DEVICE_OFFLINE_BEGINCHECKEDBLOCK |
メッセージ |
デバイスがオフラインです |
説明 |
StarIO.getPort成功の次ステップで、プリンターステータスがオフラインの場合に発行されます。
印刷処理第2段階(印刷データ送信前)で判定を実施します。
エラーの場合、ポップアップが再試行/キャンセルの確認ボタンとともに表示されます。「キャンセル」した場合、以降の処理はキャンセルされ、上位アプリに本エラーを通知(コールバック)します。
|
ポップアップメッセージ |
カバーオープン時
デバイスがオフラインです
カバーを閉じてください
用紙切れ時
デバイスがオフラインです
用紙を入れてください
用紙保持時
デバイスがオフラインです
印刷した用紙を取り除いてください
用紙脱落時
デバイスがオフラインです
用紙の位置を確認してください
用紙つまり時
デバイスがオフラインです
つまった紙を取り除いてください
|
対策 |
プリンターの電源がONであること、エラー状態でないことを確認します。またプリンターの用紙保持制御機能が有効の場合は、プリンターが用紙を保持していないことを確認します。 |
3.4.7. エラーコード:6
注釈
本エラーはiOS版のみ発行されます。
コード |
6 |
---|---|
文字列 |
ERROR_WRITE_FAILURE |
メッセージ |
書き込み中にタイムアウトが発生しました |
説明 |
StarIO.writeportで一定時間 5 以上経過した場合に発行されます。
ただし、StarIO.writeのプロセスはOSがWrite処理を続ける限りそれに続く処理をブロックするため、時間を超過しても本エラーが発生しないことがあります。この場合、OSが処理を終了しさらにwriteデータがまだ残っていた場合に本エラーが発行されます。
印刷処理第3段階(印刷データ送信中)で判定を実施します。
エラーの場合、以降の処理はキャンセルされ、上位アプリに本エラーを通知(コールバック)します。
|
ポップアップメッセージ |
書き込み中にタイムアウトが発生しました |
- 5
Bluetooth通信の場合は60秒。BLE通信の場合は150秒。
3.4.8. エラーコード:7
コード |
7 |
---|---|
文字列 |
ERROR_DEVICE_OFFLINE_ENDCHECKEDBLOCK |
メッセージ |
デバイスがオフラインです |
説明 |
印刷終了監視中にプリンターステータスがオフラインの場合に発行されます。
印刷処理第4段階(印刷中〜終了監視中)で判定を実施します。
エラーの場合、ポップアップが再試行/キャンセルの確認ボタンとともに表示されます。「キャンセル」した場合、以降の処理はキャンセルされ、上位アプリに本エラーを通知(コールバック)します。
|
ポップアップメッセージ |
カバーオープン時
デバイスがオフラインです
カバーを閉じてください
用紙切れ時
デバイスがオフラインです
用紙を入れてください
用紙脱落時
デバイスがオフラインです
用紙の位置を確認してください
用紙つまり時
デバイスがオフラインです
つまった紙を取り除いてください
|
対策 |
プリンターの電源がONであること、エラー状態でないことを確認します。 |
3.4.9. エラーコード:8
コード |
8 |
---|---|
文字列 |
ERROR_PORTEXCEPTION |
メッセージ |
PORTEXCEPTIONが発生しました |
説明 |
印刷のプロセス中に発行されます。
エラーの場合、以降の処理はキャンセルされ、ポップアップとして表示されるとともに、上位アプリに本エラーを通知(コールバック)します。
|
ポップアップメッセージ |
PORTEXCEPTIONが発生しました |
対策 |
プリンターの電源ON、エラー状態でないこと、Bluetoothペアリングされていることを確認します。 |
3.4.10. エラーコード:9
コード |
9 |
---|---|
文字列 |
ERROR_INVALID_RECEIPT_DATA |
メッセージ |
印字データが設定されていません |
説明 |
印刷データが設定されていない場合に発行されます。
ただし、"drawer=ahead"もしくは"drawer=after"が同時に設定されている場合は例外とします(印字なし、ドロアー駆動のシーン)。
PassPRNTスイッチ直後に判定を実施します。
エラーの場合、以降の処理はキャンセルされ、ポップアップとして表示されるとともに、上位アプリに本エラーを通知(コールバック)します。
|
ポップアップメッセージ |
印字データが設定されていません |
対策 |
URLスキームにURLエンコードした印刷レイアウトデータを設定します。 |
3.4.11. エラーコード:10
注釈
本エラーはAndroid版のみ発行されます。
コード |
10 |
---|---|
文字列 |
ERROR_PROCESS_CANCELED |
メッセージ |
プロセスがキャンセルされました |
説明 |
印刷のプロセスがキャンセルされると発行されます。
上位アプリに本エラーを通知(コールバック)します。
発生要因は、ユーザ操作(ホームボタンや電源ボタン押下など)によって、アプリケーションが中断された後、さらにOSが処理をキャンセルした場合に発生します。
印刷中にホームボタンや電源ボタンを操作するなど中断する動作をしないでください。
|
ポップアップメッセージ |
プロセスがキャンセルされました。(* トーストで表示されます) |
対策 |
プリンターの電源ON、エラー状態でないこと、Bluetoothペアリングされていることを確認した上で、上位アプリから再送します。 |
3.4.12. エラーコード:11
注釈
本エラーはAndroid版のみ発行されます。
コード |
11 |
---|---|
文字列 |
ERROR_ILLEGALARGUMENT_EXCEPTION |
メッセージ |
画像の生成に失敗しました |
説明 |
HTMLデータを画像データに変換する際、その生成に失敗すると発行されます。
エラーの場合、以降の処理はキャンセルされ、ポップアップが表示されるとともに、上位アプリに本エラーを通知(コールバック)します。
|
ポップアップメッセージ |
画像の生成に失敗しました |
対策 |
OSのメモリ使用状況やCPU負荷状況に依存するため、不要なアプリを終了させるなどデバイス内部の負荷を減らして上位アプリから再試行を試みます。 |
3.4.13. エラーコード:12
注釈
本エラーはiOS* / Android版のみ発行されます。
*iOS版 Star PassPRNT V2.4.2より
コード |
12 |
---|---|
文字列 |
ERROR_OUTOFMEMORY_ERROR |
メッセージ |
画像の生成に失敗しました |
説明 |
画像データを印字コマンドデータに変換する際、その生成に失敗すると発行されます。
エラーの場合、以降の処理はキャンセルされ、ポップアップが表示されるとともに、上位アプリに本エラーを通知(コールバック)します。
|
ポップアップメッセージ |
画像の生成に失敗しました |
対策 |
OSのメモリ使用状況やCPU負荷状況に依存するため、不要なアプリを終了させるなどデバイス内部の負荷を減らして上位アプリから再試行を試みます。 |
3.4.14. エラーコード:13
コード |
13 |
---|---|
文字列 |
ERROR_BLACKMARK_DETECTION |
メッセージ |
用紙区切りを検出できませんでした |
説明 |
印刷終了監視中に、プリンターステータスが用紙区切り検出エラーになると発行されます。
印刷処理第4段階(印刷中〜終了監視中)で判定を実施します。
エラーの場合、ポップアップが再試行/キャンセルの確認ボタンとともに表示されます。「キャンセル」した場合、以降の処理はキャンセルされ、上位アプリに本エラーを通知(コールバック)します。
|
ポップアップメッセージ |
用紙区切りを検出できませんでした |
対策 |
ブラックマーク機能対応モデル
ブラックマーク用紙が正しくセットされていることを確認します。
メディア設定対応モデル
プリンターのメディア設定が正しく行われていることを確認します。
|
3.4.15. エラーコード:14
コード |
14 |
---|---|
文字列 |
ERROR_NONSUPPORTED_FILEFORMAT |
メッセージ |
非対応のファイルフォーマットです |
説明 |
規定以外のフォーマットデータが送られてきた場合に発行されます。
PassPRNTスイッチ直後に判定を実施します。
エラーの場合、以降の処理はキャンセルされ、ポップアップとして表示されるとともに、上位アプリに本エラーを通知(コールバック)します。
|
ポップアップメッセージ |
未対応フォーマットが指定されました |
対策 |
対応フォーマットのデータが設定されていることを確認します。 |
3.4.16. エラーコード:15
注釈
本エラーはAndroid版 PassPRNT バージョン2.1以下のみ発行されます。
コード |
15 |
---|---|
文字列 |
ERROR_INSUFFICIENT_SETTINGS |
メッセージ |
設定が不足しています |
説明 |
PassPRNTで求められる設定が不足している場合に発行されます。
PassPRNTスイッチ直後に判定を実施します。
エラーの場合、以降の処理はキャンセルされ、ポップアップとして表示されるとともに、上位アプリに本エラーを通知(コールバック)します。
|
ポップアップメッセージ |
設定が不足しています |
対策 |
設定が正しく行われていることを確認します。 |
3.4.17. エラーコード:16
コード |
16 |
---|---|
文字列 |
ERROR_FAILED_TO_DOWNLOAD |
メッセージ |
データの取得に失敗しました |
説明 |
印刷データのダウンロードに失敗したときに発行されます。
* 不正なURLフォーマットを指定した。
* 接続/ダウンロードのタイムアウト時間(30秒)を経過した。
* サーバーからダウンロードしたデータが空(null)だった。
* HTTPステータスコードが成功(200)ではない。
* サーバー証明書の検証に失敗した。
エラーの場合、以降の処理はキャンセルされ、ポップアップとして表示されるとともに、上位アプリに本エラーを通知(コールバック)します。
|
ポップアップメッセージ |
データの取得に失敗しました |
対策 |
クエリパラメーター”url”に正しいURLが設定されているか確認します。
データが置かれているサーバーとの通信状態を確認します。
|
3.4.18. エラーコード:1000
注釈
本エラーはAndroid版のみ発行されます。
コード |
1000 |
---|---|
文字列 |
ERROR_BLUETOOTH_PERMISSIONS_NOT_GRANTED |
メッセージ |
Bluetooth の権限が許可されていません |
説明 |
PassPRNTアプリがBluetooth権限を取得できない場合に表示されます。
* Bluetooth権限ダイアログが表示され、それに対し「許可しない」を選択した。
* 過去にBluetooth権限ダイアログに対し複数回「許可しない」を選択した。
エラーの場合、以降の処理はキャンセルされ、ポップアップとして表示されるとともに、上位アプリに本エラーを通知(コールバック)します。
|
ポップアップメッセージ |
Bluetoothの権限が許可されていません |
対策 |
PassPRNTアプリを一度終了させ、再度起動します。
Bluetooth権限ダイアログが表示された場合、「許可」を選択します。
表示されなかった場合、Androidの設定画面を開き、PassPRNTアプリのBluetooth権限を有効にします。
|